保育園の給食監査向け!対応手順や書類準備など幅広く解説

公開日:2026/02/24
保育園の給食監査向け!対応手順や書類準備など幅広く解説

保育園の給食は監査を受ける必要があります。食べ物のほか、環境や運営体制もチェックする包括的なものです。また、必要な書類も多いため、通知を受けたら迅速に内容を確認しておきましょう。今回は保育園の給食監査向け!対応手順や書類準備など幅広く解説します。ぜひご活用ください。

給食に関する監査とは

保育園の給食はチェックを受ける必要があります。食べ物はもちろん、清潔さ、職員の連携などを確認します。

目的は管理を徹底させることです。たとえば、食べ物では扱い方、保存方法、適切な状況で調理できているかなどが重視されます

食事に含まれる栄養の調和や、献立が適切といえるかなども監査されます。

また、提供した食事のデータやその記録方法も対象です。

そして、提供側である職員の連携状況や組織として機能しているかといった内容も評価されます。

給食の監査は提供する食事のほか、計画やデータ、職員も対象となるため網羅的にチェックされると考えましょう。

なお、監査には現地での調査と書類を提出する方法の2種類があります。担当してくれる組織は、法人や自治体です。自治体では書類チェックの後、現地で調査するのが一般的とされています。

監査される内容

監査対象となる要素は多岐にわたります。

まず、記録を正しく保持しているかをチェックします。提供している環境の確認は欠かせません。栄養価については、基準を満たしているのか厳しく見ます。

また、保育園側の体制を精査し、正確に機能しているかどうかも対象です

このように、監査対象となる項目は多くあるため、事前に目を通しておくといいでしょう。

正しく記録されている

今までの記録が監査対象です。

担当栄養士による献立を評価します。温度管理データとして、冷蔵庫や調理中の食材に火がしっかり通っているかをチェックします。

清潔さを確認するため、衛生面の確認リストも対象です。試作した食品の保存データも確認します。

また、給食を作るのに用いた計算データや職員の体調記録も必要になります。このように、豊富な書類が対象になるため、準備が必要です。

監査では、例に挙げた記録や書類がもれなく作成されているのかをチェックします。また、書類は一定期間適切に保存する必要があることも覚えておきましょう。

多くのケースでは最低1~3年保存する必要があります。自治体や監査機関に確認しておきましょう。

実際の環境と稼働状態

給食を提供する環境もチェック対象です。年齢が低い子どもに食事を提供するため、高い基準が求められます。

食材を納品する際の温度や品質のほか、保存に使う設備の設定温度が適切かつ十分に機能しているかなどを確認します。

調理する際に用いる包丁やまな板といったものの使用法、手を清潔にする具体的な手順を見える場所に掲示しているかもチェック対象です。

給食を作っている際の温度やサンプルを適切な期間保管しているかも確認します。

提供している食品のバランス

提供している食事のバランスもチェックします。

担当している専門家が考案しているメニューが、子どもに適しているのかを見ます。

具体的には、公的な機関で発表されている理想的なバランスを実現しているか、子どもの健康と成長を支える栄養が十分に摂れているかなどです

特定の食品を摂取するのが困難な子どもについての対応もチェックします。

このように、栄養についても多角的に確認します。公的な機関によるデータと専門家による適切な運用が確認の焦点となるのです。

保育園の体制

給食に関係している職員が明確なルールに従って行動している、場所の衛生環境を保持できている、適切に道具を収納しているかといった内容をチェックします。

確認中は職員に状況の説明を求めることもあり、かかわっている人はマニュアルやルールを把握し、理解しておく必要があるでしょう。

監査の手順

監査では、まず通知が届きます。必要な書類を準備しておきましょう。また、当日は現場を回りながら職員に管理方法を質問する場合があります。職員たちの情報共有も必要です。

調査が終わったら、結果と問題点が提示されます。改善案を作成し、期日までに提出してください。

送付書類の確認

監査の前に通知が送られてきます。

通知が届いたら、提出を求められている書類と期日を確認してください。多くの場合、何日までか指定されているため、間違えないよう余裕をもって関係職員に知らせましょう。

もし、期日を超えてしまった際は指導の対象として扱われることもあります。

必要書類の準備

監査では指定された書類を提出する必要があります。

栄養士の資格を証明する書類、清潔さを維持するため利用しているマニュアル、調理を担当している人たちの名簿などです。職員の健康状態を記録したものも必要になります。

特定の食事ができない体質への対応表も重要です。ご家庭に発行している資料のほか、計画をまとめた書類も準備しましょう。

書類を作る場合は正しく記入するのはもちろん、だれが見てもわかりやすく情報を整えることも大切になります

書類を日付ごとにまとめておくと、チェックしやすくなるでしょう。

当日受け答え準備

監査当日は監査員の質問に答える必要があります。

実際に調理している場所、食材の保存場所を回って状態を確認します。その際に、温度の記録方法や特定の体質に対する配慮、給食を考案した日付などが問われるようです。

このような問いかけに対して担当している職員がしっかり答えられるようにマニュアルを準備しておくといいでしょう。

調査後の対応

監査が終わった後は、結果と改善すべき項目が送られてきます。

改善すべき項目として、記録漏れや保存食品の情報表示不足、共有資料のアップデート不足などが記載されます

指摘された内容に対して、改善する方法とこれからの計画をまとめた報告書を指定された期日までに提出してください。

実際に改善状態を調査される場合もあるため、改善案を反映しておくことが重要です。また、正確な報告は信頼につながります。報告は迅速にしておきましょう。

問題なく対応するためのポイント

監査に滞りなく対応するにはポイントがあります。

まず、管理情報は細かく記載することです。また、利用している書類が有効なのかも確認するといいでしょう。関係している人たちとの連携状態も重要です。

これらを日頃から心がけておけば、余裕を持って対応できるでしょう。

こまめに書き込む

管理状況を逐次記録しておきましょう。毎日忘れずに記録しておけば、監査する日が近づいても冷静に対応できます

冷蔵庫の温度は指定された時刻に記録してください。食事提供前の責任者による試食の記録も重要です。

清潔さの確認は、一定期間で実施してください。

書類内容の確認

有効なマニュアルや書類を作成していても、長い間更新していない場合は監査で指摘されやすくなるため、注意が必要です。最低でも6か月に1度は見直しを検討してください。

基準を満たす書き方になっているか、更新された仕様に対応しているか確認しておきましょう。

関係者との連携状態

保育園の清潔な環境は複数の関係者が連携することで成り立ちます。

体質上特定の食品が食べられない子どもの対応では、調理担当者と保育士の連携が必要です。スムーズに連携できるシステムを構築することで監査当日の受け答えもしっかりこなせます。

まとめ

保育園の給食は、専門機関から定期的にチェックを受ける必要があります。食べ物のほか、設備の清潔さや職員が連携できる体制を構築しているかを確認するのが目的です。実際の手順では、まず送られてくる通知を確認し、準備すべき書類と期日を把握します。その後、書類を準備してください。当日は、監査員が現場を回りますが、同時に保育園職員へ質問し状況を確認します。情報を共有しておきましょう。監査が終わったら結果が送られてきます。改善すべき箇所が示されているため、改善案をまとめて提出し、実際に反映してください。

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